住宅ローン完済までの平均期間は約15年
例えば、3000万円の住宅ローンを金利1%、35年元利均等、ボーナス返済なしで借りると、20年後の借入残高は約1415万円になります。これを一括返済すると、返済総額は約109万円も減ります。一般的に住宅ローン完済までの平均期間は約15年(住宅金融支援機構・2016年調査)なので、ローンを40代で組んでも60歳までに返済することは十分に可能でしょう。
「豊かな老後」を考えると、住宅ローンの完済後は、経済的に余裕のある生活が思い描けます。
住宅ジャーナリスト
1952年生まれ。住宅・不動産分野を中心に新聞・雑誌・単行本の取材、執筆、講演、セミナー講師など幅広く活動。著書に『2017-2018年度版 住宅ローン相談ハンドブック』『よくわかる不動産業界』など。