「盗っ人」発言は文氏の本性

当然、対馬には海賊以外にも多くの住民がいた。そもそも「倭寇討伐」は口実で、朝鮮軍は実際には対馬占領を狙っていたという説もある。対馬の人にとってみれば、攻めてきた朝鮮軍から島を防衛したに過ぎなかったことになる。

しかし、現在の韓国人の価値観では「倭寇」とは日本人のことに他ならず、「応永の外寇」も正当防衛ではなかったと認識されているだろう。

「応永の外寇」当時、朝鮮の官僚は日本人を「倭奴(わど)」と文書に記した。いまでも韓国の政治家のなかには、身内同士で日本人をその蔑称で呼ぶ人もいる(趙慶泰=チョ・ギョンテ氏など)。

冒頭の文氏の発言も、普段から日本を「盗っ人」と考えているからだろうし、その身内言葉をうっかり公にしてしまったのかもしれない。日本人記者の質問には慎重に口をつぐむのも、その表れだろう。

仏像の盗難、竹島問題から見えた韓国の性質

1990年代以降、壱岐島にある安国寺の経典(大般若経)や、対馬の観音寺などの仏像が韓国人窃盗団に盗まれ、韓国へ持ち去られる事件が相次いでいる。持ち去られたまま返還されていないものが多い。

日本側は返還を要求しているが、韓国側は「倭寇や秀吉の朝鮮出兵で略奪されたものを取りかえしただけ」と応じない。しかし、その根拠となる文献は存在しない。朝鮮半島から伝来したにしても、貿易で輸入されたものも多く、すべてを略奪品とみなすことはできないはずだ。

竹島の問題もある。日本政府は竹島を「歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに日本固有の領土」としている。

しかし、韓国も1952年から竹島(韓国名:独島)の領有権を主張、それを占拠し続けており、司法解決の申し入れさえも拒否している。日本の船が島に近づけば拿捕(だほ)され、話し合いの機会すら持てない。

一体どちらが「盗っ人たけだけしい」といえるだろうか。

そもそも、韓国はすでに漢字文化を棄てた国家。本当にその意味を理解できているのだろうか? と首を傾げざるをえない。