「実は、『決算書を読みたい、理解できるようになりたい』という人には、漏れなくこの本をオススメしています。漫画のストーリー中に情報量も多く入っており、面白く学べる。ビジネスコミックの多くは、たとえば1章の漫画と2章の漫画の間に、文字による解説がたくさん詰め込まれていることが多いですが、この本にはそういうごまかしがない。用語解説にしても、ストーリーに沿って、漫画と同じページに書いてあるので理解しながら読み進めることができる。会計のビジネスコミックとしてパーフェクトです」
4位の『稲盛和夫の実学』は、会計を扱いながらも、道徳を学べる本だ。
「私が会計士になったばかりの、23、24歳の頃に読んで衝撃を受けた本です。というのも、教科書や試験勉強で学んだことは、一切載っていなかった。実務や現場で直面する会計のグレーな部分について、どのように判断すべきかを、道徳の話と結びつけながら書かれている。会計を学びながらも、人間として何が正しいのかというところまで考えさせられる。そういった現場感を大切にする姿勢は、今でも役立っています。稲盛さんの本は様々読みましたが、これが一番道徳的な本だと思います」
『稲盛和夫の実学』
稲盛和夫 日経ビジネス人文庫
5位 決算書を読みたい!という方へ
『マンガで入門! 会社の数字が面白いほどわかる本』
森岡 寛、渡邊治四 ダイヤモンド社
6位 人工知能の第一人者による入門書
『人工知能は人間を超えるか』
松尾 豊 角川EPUB選書
7位 読むだけで使えるエクセル技が満載
『Excel 最強の教科書』
藤井直弥、大山啓介 SBクリエイティブ
8位 演習問題付き! 解いて身につく
『はじめての統計学』
鳥居泰彦 日本経済新聞社
9位 どの力を高めればいいかが見える
『人工知能を超える人間の強みとは』
奈良 潤 技術評論社
10位 ITとビジネスを「橋わたし」する
『ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル』
グロービス経営大学院 東洋経済新報社