提案書を読んだ長女がとったちょっと意外な行動とは
筆者の提案書を入院中の長女に見せると、「そうだよね……」と苦笑いしながら、熱心に読んでいたそうです。次女が「どう? やっていけそう?」と、聞くと、「お金がなくなっちゃうと困るものね。頑張ってみるよ」と言っていたので、次女はほっとしたそうです。
次女は長女から固定費の見直しを頼まれたので、ケーブルテレビと固定電話の解約、格安スマホへの切り替えは退院前に行いました。退院するとき、長女は「月10万円生活だよね。大丈夫。忘れてない」と話し、1カ月後に、次女に手紙を送ったそうです。
「お元気ですか。10万円生活、予算よりも少し余らせることができました。なんであんなにお金を使っていたのか、不思議です。一人暮らしになってからも車を乗り続けたいので、もっと倹約してお金を貯めていくつもりです。いろいろと心配かけてごめんね。いつもありがとう」
正直なことを言えば、「現状」における改善案を立てることでひとまず、長女の浪費を食い止めることができましたが、この状態がいつまで続くかどうかは誰にもわかりません。次女は定期的に実家に顔を出して、長女の健康状態と両親の預貯金残高を今後もチェックしていくつもりです、と言っていました。