英語版『ワンピース』『となりのトトロ』の勉強なら挫折知らず
なお、「マジメな教材ばかりではどうにも身が入らない」という向きに、挫折しらずの学習法として関氏が勧めるのが英語版のアニメだ。例えば『ドラゴンボール』『ワンピース』『となりのトトロ』など、有名なアニメはほぼ英語版が出ており、アマゾンで購入できるなど入手も容易。
「観たことのある好きなアニメをひたすら繰り返して観るだけです。英語字幕を見ながら耳でアニメのセリフを聞く。これである程度完璧に聞き取れるようになったら、リスニングは満点を狙えるところまできます」
さらに、どんな教材を使うにしても効果的なのは「当事者意識とイメージング」という手法だ。とくにパート3や4では長めの英文を聞く際に短期的な記憶力が試され、威力を発揮する。
例えば「13時から会議がある」という会話を聞き取る問題があったとする。このとき、本当に自分が言われているところを想像するのだ。すると「ランチ直後の会議なんて眠そうだな」と思うはず。
それを映像としてイメージするとなおいいそうだ。飛行機が遅れている様子、ツアーの最後にお土産店に寄っているところなど、TOEICにありがちなシーンも、音だけでは聞いたそばから忘れていくことも、ビジュアルにすると印象に残りやすい。頭の中で写真を撮るイメージだ。
「ちょっと練習すれば2週間ぐらいで身に付きます。問題文全体ではなく、ポイントだけをイメージングできれば十分。格段に記憶に残りますから、これだけでも50点ぐらいアップするかもしれません」
●ユーチューブ「SSJ2 Gohan vs Cell Juniors(Japanese)」より https://www.youtube.com/watch?v=kpezw3cwSgw&t=105s 公開日 2016.12.7
●ユーチューブ「Top 10 Death Note Anime Moments[60FPS]」より https://www.youtube.com/watch?v=wHf2wWjB0-0&t=868s 公開日 2017.8.23