先日、私が体調を崩したときも、夫が率先してベビーシッターを頼んでくれました。私はあまりそういうサービスを利用したくないほうなんです。ママ友の中には、子どもを頻繁に預けてネイルサロンなどに通ったりする人も多いですが、もったいないというか、ちょっと贅沢すぎると感じてしまって。でも夫は「いくらお金がかかってもいいから、早く体を治しなさい」と。

夫の活躍を羨ましいなと感じることも

子どもが2人に増えてからは、さらに家のことが大変になり、もはやワンオペではまわらなくなってきました。どうにもならないときだけ、オフィスにいる夫に電話をして、一旦帰宅してもらっています。

仕事が大変なのに嫌な顔ひとつせず、むしろ私の愚痴を聞いてくれて。もう菩薩のような人ですよね(笑)。それだけでありがたくて、これ以上望むなんておこがましいです。だからこそプライベートではできる限りサポートしたいと思っています。

時々、弁護士として仕事をしていた頃の自分が蘇ってきて、心のどこかで夫の活躍を羨ましいなと感じることもあります。復帰したくないと言えばウソになりますが、結婚も子育ても仕事も、全部手に入れるというのはすごく難しいことですよね。

今は目の前の子どもたちと過ごすことが私にとっての最大の仕事です。いずれ弁護士業は再開したいと思っていますが、下の子がある程度大きくなるまでは、家にいて、夫が仕事に全力で集中できるような環境をつくりたいと思っています。

(撮影=板橋 葵)
関連記事
セレブ婚活で億万長者と結婚した人の極意
「学生結婚」の夫を支えたセレブ妻の打算
セレブ妻が夫に記念日祝いを求めない理由
貯金「1000万の壁」を越える人の共通点
「金持ち県民、貧乏県民」ランキング