武器となるフレーズを練習し、自分のものにしておく
交渉を優位に進めるためには、相手の言葉の表面に反応せず、敬語を崩さないまま、淡々と自己主張を続けることが大切です。
そのためにも、不都合なことを述べる際に有効なクッション言葉、
「残念ですが」「あいにくですが」「申し上げにくいのですが」
また、「できない」の敬語表現である
「いたしかねます」
といった多彩な言葉を自分のものにしておき、とっさの場合に使えるよう、準備しておくとよいでしょう。
また、上司を出せと言われた場合や、クレーマーの過剰な要求を突っぱねたい場合など、ありがちな要求に対して武器となるようなフレーズを、あらかじめ練習しておくことも効果的です。
『闘う敬語』には、巻末に武器となるフレーズ25選を収めています。
難しいシーンでも敬語を使って自分の意思を示していく交渉力を、ぜひ身に付けてください。