桁外れの大ヒット「ネジザウルス」

「固いネジを無理やりドライバーで回したら、ネジ穴をなめてしまった」
「錆びついたネジが回らない」

皆さんにもそんな経験はないでしょうか? 私の経営する工具メーカー「エンジニア」が開発した「ネジザウルス」という道具は、そうしたネジのトラブルを解決する商品です。ペンチのような形をしたネジザウルスは、挟む部分の先端にタテ方向の溝が刻まれており、ネジの頭をがっちりつかんで簡単に取り外すことができます。年間1万丁売れれば「大ヒット」といわれるのが工具業界ですが、2002年の発売以来260万丁を売り上げたネジザウルス・シリーズは、当社にとって、文字どおり桁外れの看板商品に育ちました。

エンジニア社長 高崎充弘氏

三井造船の技術者だった私が家業であるエンジニア(当時は双葉工具)に転じたのは29年前のこと。以来、商品化した工具は、ネジザウルス・シリーズを含め800種類に及びます。そうした新製品を形にする際に重要な役割を果たしてきたのが、常日頃つけている「発想ノート」です。