「謝罪は求めない」広がった市民の声
悲願とは、いつかは達成されるものなのか。私はそんなことを考えながら感動のシーンを見つめていた。
2016年5月27日午後6時6分。予想を遥かに超える17分のスピーチ(※1)を終えたオバマ大統領は、まっすぐ坪井直さん(91)、森重昭さん(79)という2人の被爆者に歩み寄り、言葉を交わした。
被爆者の森重昭さんを抱きしめるオバマ米大統領(広島、5月27日/時事通信フォト=写真)
私はその場面を、息を呑んで見つめていた。いや、感動で言葉を失っていた、という方が正しいかもしれない。それは、2人目の森重昭さんが、「オバマ氏を広島に呼び寄せた」まさに、“最大の立役者”とも言える人物だったからだ。
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