GWの旅行や帰省は「特別支出」の嵐
▼Q3:「特別支出」でじゃんじゃん使っていませんか?
忘れがちなのが、年単位で払う車の税金や保険料、固定資産税などの「特別支出」です。冠婚葬祭、帰省や旅行などの旅費、スーツやコートなどの高額な被服費、電気製品の買い替えなども、これにあたります。
会社員の方の場合、こうした特別支出はボーナスから支払うことが多いと思いますが、口座からその都度引き出して使っていると、年間でいくら使っているのかわからなくなってしまいがちです。注意してください。
ゴールデン・ウィークやお盆・お正月休みなど長期休暇には、家族旅行や帰省、買い物などでつい財布の紐も緩んで自分・家族へのご褒美を購入したり、仕事服をアウトレットやセールでまとめ買いしたりするケースが多いです。そのこと自体は悪くはないのですが、あくまで「計画通り」に買い物を実行することが重要です。くれぐれも衝動買いはしないように。それをやってしまうと、特別支出はとんでもない額になってしまいます。
図1から3の合計金額が年間の支出となります。
いかかでしょうか。書き出してみるとお金の使い方が客観的に見渡せると思います。
▼Q4:家計簿ソフトは難しいと思い込んでいませんか?
すでにお気づきかもしれませんが、支出をしっかりと把握するには、やはり家計簿をつけることが1番てっとり早い方法です。トライしてみたけれど長続きしなかった……という方には、PCやスマートフォンなどの家計簿ソフトのご利用をおすすめします。
家計簿ソフトを選ぶ際には、データを入力すると、日、月、年ごとで集計されグラフに表示してくれる機能があるものを選びましょう。一目で分かりやすく、楽しく続けられると思います。中には、データを自動的に分析して、「今月は前月と比べて食費が多いですよ」といったアドバイスをしてくれるソフトもあります。
これまで何度も支出を「見直そう」と書いてきましたが、家族が楽しく快適に暮らすお金まで削る必要はありません。それほど重要でなかったこと、あとでもったいなかったかな……と思うようなお金の使い方をやめることが大切なのです。
家計簿をつけて、どんなことにお金を使っているか、客観的にみることができれば、自然とそういったお金の使い方になり、貯金も増えていくでしょう。