本気になったラグビー協会
環境整備のため、もちろん日本協会は破格の強化費を出してきた。昨季はワールドシリーズでも戦った。どれもこれも、代表をオリンピックに出すためだった。
代表の選手とチームとしてどれだけ拘束できるのか。セブンズの強化を担当する日本協会の本城和彦オリンピック・セブンズ部門長は「男子の一番の問題はそこだった」と言った。
「それを2年間かけて、クリアしてきたわけだから。やっぱりチームのパフォーマンスのレベルがものすごく上がった。ここからさらにチームのレベルを上げて、どう世界と勝負していくのかが大事になる」
五輪キップをとったセブンズ男子日本の課題は、これから継続強化をどう確保できるのか。15人制のリーチ・マイケル主将ら、どんな選手を加えていくのか。
リオ五輪に向けた本格始動は来年2月の予定。「五輪メダル」を目指す体制を作ることができるのかがカギを握る。