キリンには、長きにわたりリーディングカンパニーだった矜持がある。ついに反転攻勢が始まった!

汚名返上! 一番搾りで復活

「ラガーはどうするんだという反発は当然ありました。しかし、腹を据えて戦うために必要な判断でした」

業界首位から転落し、10年以降は2位が定位置となりつつあるキリンビール。布施孝之社長は、昨年3月に営業部門を統括するキリンビールマーケティングの社長に就くと、シェア回復のために、一番搾りに投資を集中することを決めた。

重点戦略は前職の小岩井乳業社長時代に成功を経験済みだ。今回は一番搾りを突破口にし、結果として、一番搾りの販売数量は10年ぶりに増加に転じ、15年上半期は4社の中で唯一の販売数量増。昨年の独り負けから独り勝ちへ、汚名返上だ。