食費、通信費などを節約して、適切な保険に加入

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夫の死亡保険の保険料と保障額を見直し!(右表は加入保険)
【家計簿診断】

浪費気味だったのは、食費。家族3人だが、乳児1人なので食材は実質2人分ですむ。よって、週あたり3000円を削減。ケーブルテレビ(通信費)を解約し、妻は習い事もやめた。オール電化の賃貸物件でコスト高の電気もどうにか月2000円節約。削減費用で預貯金2万円を実現。

【保険診断】

家計簿で節約した2万円のうち、5000円分を保険に回した。夫婦ともに加入していたのは割安な「共済」のみ。働いている夫に万が一のことが起きた場合を想定し、死亡保障を手厚く。診断前後で比べると夫の死亡保険の月々の保険料はほぼ同じだが、保障額は現時点で約10倍。医療保険は、夫婦ともに終身タイプの最新の商品に加入し、保障内容が充実した。

20代がかかりやすい保険の病気「お金がないから考えない」病

保険は若い自分たちにはまだ早いと考える20代は多いという。独身者だけでなく、結婚・出産しても低保険料の共済にのみ加入する世帯は少なくないそうだ。

「死亡・医療保険ともしっかりした商品に加入したうえで、保障額や保障内容の補完として共済に入るのは問題ありません。共済はいわば2階建て部分が適した商品。けれど、実際は1階部分になっているケースが目立ち、専業主婦・子供あり世帯の場合、夫に万一があると共済の保障だけでは、1、2年しか生活が維持できません。保険は本来、貯蓄や収入が少ない人が入るべきものです」(横山さん)

横山 光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。
6000人以上の貯金ゼロの人々を再生させた実績を持つ。各世帯の収支バランスを見ながら適切な保険を選ぶ。
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