「シチズン=時計ブランド」でなくなる

腕時計市場は近年、出荷台数自体が横ばいなものの、ラグジュアリーブランドが好調で出荷金額は高まっている。特に本場・スイスブランドが価格引き上げに動いており、それによって空いた市場でいかに勝てるかが、今後大きなカギを握ると大治社長は考えている。

「当社のグローバル市場、特に北米ではこれまで『1000ドルの壁』がありました。近年はスイスブランドが値上げしたことで、この壁が少しずつ崩れつつあります。具体的には、1500~3000ドルという価格帯が、グローバルで成長するポイントになると見ています。『アテッサ』『シリーズエイト』といった高価格帯のブランドを強化しながら成長を狙っていく考えです」

現在、売り上げのうち海外比率は7割ほど。日本ではなくより海外に注力するということなのだろうか。大治社長は「過度に比率を高めるわけではなく、ポートフォリオを維持したまま売り上げを底上げしていきます」