ズレを修正するのは「光」と「食事」

中枢時計は、ホルモンなどの分泌や自律神経を介してリズム情報を各臓器に伝え、その情報に沿って各臓器は働きます。このとき、末梢時計は中枢時計の影響を受けながらも、摂食、睡眠や覚醒といった刺激に応じてリズムを微調整し、環境の変化に対応しています。

一般的に、体内時計をオーケストラにたとえ、中枢時計を指揮者、末梢時計をさまざまな楽器奏者として説明されることがあります。しかし、私は少し違った見方をしています。

体内時計を企業体と捉え、中枢時計は本社、末梢時計は支店と考えたほうが適切ではないかと思うのです。というのも、オーケストラの楽器奏者は指揮者の指示に従うことしかしません。一方で、支店は本社から事業方針という大きな指示は受けるけれど、各地の状況に応じて本社からの方針に変更を加え、事業を推進しています。まさに、中枢時計と末梢時計はこうした関係にあるのです。