洗車編 月1回30分でも「10年間、新車同様」という最強メソッド
どんなに丁寧に洗ってもシミが車体に残ってしまう……。プロフェッショナルがたどりついた「正しい洗車方法」とは?
とにかく綺麗な車が好きでした。2013年、地元の秋田で、洗車や研磨、コーティングを提供するカーディテイリングの店を開業したときも、「車を究極的に綺麗にしたい」という思いがあったんです。その目的を達成するため、まず洗車だけで2日、その後3日磨いて、コーティングにも1日かけていました。すると洗っている間に水道水が乾いていって、車に水のシミができていく。この作業は永久に終わらないな……と思いました。
その頃、純水による洗車があると小耳に挟みました。そこで海外から洗車用純水器を取り入れて、自分で試してみたんですよ。すると、乾いても全くシミが残らない。純水を使えば洗車の質が格段に上がることに気づきました。
純水洗車のメリットは、まさに「シミができない」ことです。家でもシンクやお風呂などの水回りにシミができているのではないでしょうか。シミの正体は水道水に含まれているシリカやカルシウムなどのミネラル分で、水が蒸発したときに残っていくのです。
雨によって車にシミがつくと思われがちですが、雨は一回蒸発した水が降ってくるのでミネラル分は含んでいません。雨が当たって家の窓ガラスが濡れて汚れても、シミは残らないはずです。水道水で洗ってシミをなくしたかったら、乾拭きで水が完全になくなるまでずっと拭かなければなりません。そうすると対象物に傷がつく可能性が高まります。
純水洗車のデメリットとして指摘されるのが、ランニングコストです。当然、水道水より高くなります。ただし、最新型の洗車用純水器であれば、1万3000円ぐらいのカートリッジを買うと、元の水にどれだけのミネラル分が含まれているかによって変わりますが、秋田市の場合、約3000リットルの純水がつくれます。1リットルにして約4.3円。節約しながらすすぐように洗車すれば、使う純水は30リットル程度です。1回約130円で収まる計算になります。
また、純水器を散水栓につなぐなど、ある程度のスペースが必要になるため、「マンションの駐車場ではできない」というご意見もいただきます。しかし、最近は大和ハウスパーキングが純水洗車場「D-Wash」を展開するなど、純水で洗車できる環境が増えつつあります。今後、一戸建て住みではない車所有者に対しても、門戸が広がっていく可能性は高いです。
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