国鉄職員はスト権スト、乗客は大暴動
国鉄は1987(昭和62)年に分割・民営化されているが、それまではストライキ(事実上)がよく行われていて、シーズンになると電車が動かなくなるため、サラリーマンたちはみな線路の上を歩いたりしていた。なお、当時国鉄職員はスト権が認められていなかったため、安全のために認められている行為を逆手にとって、過剰な遅延を発生させるという方法が採られていた(=順法闘争)。
最もひどかったのは1975(昭和50)年11月26日~12月2日の「ストライキ権奪還ストライキ」で、この時には20万8509本のうち18万3833本が運休、延べ約1億5千万人に影響が出ている。
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