なぜカローラはかつてないほどに大ヒットしたのか

では、なぜ、それほどに「カローラ」は売れたのでしょうか?

「安かった」というのは間違いです。なぜなら、トヨタは「カローラ」の前、1961年に、さらに安い「パブリカ」というクルマを発売しました。800ccの空冷水平対向2気筒エンジンを搭載しており、価格は35.9万円から。

当時の為替レートが1ドル=360円だったため、1000ドルカーとも呼ばれました。一般庶民にも手が届く、安価なクルマだったのです。ところが「パブリカ」は思うほど売れませんでした。