「仕事に笑いは必要です。でも、本当に大事なのは笑うことや笑わせることではなく、その根幹にある『余裕』みたいなものだと思います」

K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院主任教授の三谷宏治氏が指摘する。三谷氏はボストン コンサルティング グループなどで20年近く戦略コンサルタントとして活躍した経験を持つ。顧客企業との丁々発止のやり取りのなかで、ビジネスマンにとり「余裕」こそが成長の鍵である、という真理に行き着いた。

「余裕があるところに遊びが生まれ、遊びのあるところに創造性や独創性が生まれます。そして独創的なおもしろいアイデアなり提案なりが出てきて、それがお客さんに認められればいいわけです。一方、そうではなくハードワークで認められるとどうなるか。ひたすらハードワークによって応えていくしかないから、そこには笑いもユーモアも生まれない。悪循環が始まります。そうならないために、おもしろさや独創性、ユニークな発想で認められるべきだと思うんです」