為替市場も大揺れ

微妙な動きをしているのはドル・円相場です。乱高下しています。このところ、141円台から147円台を記録しましたが、この原稿を書いている時点では、143円前後で推移しています。

これは、当初は関税強化による米国の景気後退の確率が高まったということで、米国の中央銀行であるFRBが現状4.25~4.50%の政策金利を下げる時期を早める、あるいは利下げ回数を増やすだろうとの予測から、日米金利差が縮まり円高・ドル安に向かいました。

しかし、中央銀行のパウエル議長は、関税上げによる米国のインフレにも目配せする必要があるとの認識も示しています。また、一連の関税政策は米国に景気後退をもたらすことも懸念されています。つまり、景気後退とインフレ対応という難しい立場に立たされており、下手をすれば、インフレ下の景気後退という「スタグフレーション」にも陥りかねないということです。