世間で言われる降格には、役職が下がる場合と、給与と連動する社内資格(等級)が下がる場合の2つがある。役職が下がれば役職手当が削られ、等級が下がれば毎月の基本給が低くなるなど、いずれも減給は避けられない。

一般的に日本の等級制度は個人間の差はあれ、年齢を重ねるごとに賃金が積み上がる年功的運用がなされている。懲罰に値する不祥事を起こすなど、よほどのことがない限り等級が下がることはない。TOEICの点数が低いという理由で降格されるのはおかしいと思うのは当然のことだろう。