「赤字」そして「廃業」へ…

2022年11月に飲用牛乳の乳価は10円値上げされた。値上げは3年半ぶりだった。

年間で需要が最も落ち込む年末年始がせまる中での値上げは牛乳の需要低下をまねくことも、余剰生乳の大量廃棄のリスクが2021年よりも2022年の方が格段に高くなっていることも織り込み済みで、それでも酪農団体は年度途中の価格改定に踏み切らざるをえないほど追い込まれていた。

しかし配合飼料の価格が2022年に2020年比で1.4倍に高騰したのに対して、1.1倍ほどの値上げにとどまった牛乳の販売価格とのギャップから酪農家の5割以上は赤字に陥った。