高校の合格発表はなぜ屋外で行われたのか
日を追うごとに原発の状況が悪化する中、母は「すぐに避難しないと」と言って、「国が大丈夫と言っている」という考えの父を説得して、母の実家がある山形県へと避難した。3月15日、母と小学5年生の弟と、わかなさんは伊達市を離れた。
3月16日は、高校の合格発表の日だった。この日、15歳の子どもたちは、屋外の掲示板の前に並ぶことを余儀なくされた。
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