価値ある商品はどのように開発されるか。美容系インフルエンサーでTELESA社長の車谷セナさんは「メンズ美容は手間がかかり面倒くさいが、そうした人たちが欲しい商品にはニーズがあると考えた」という。北の達人コーポレーションの木下勝寿さんが聞いた――。
※本稿は、木下勝寿『なぜあの商品、サービスは売れたのか? トップマーケッターたちの思考』(実業之日本社)の一部を再編集したものです。
起業リアリティショーから生まれた「風呂の時短」を叶える商品
【木下勝寿(北の達人コーポレーション社長)】車谷セナさんは何者かというと、『Nontitle』という、YouTubeのビジネスバラエティって言ったらいいのかな?
【車谷セナ(美容系インフルエンサー、TELESA社長)】起業リアリティショーですね(笑)。
【木下】そうでした(笑)。朝倉未来さんとヒカルさんがやっている番組ですね。その起業リアリティショーに参加されて、その中で作られたのが『シャントリボディ』というシャンプーとトリートメント、ボディシャンプーがこれ一本で済むというアイテムですね。
【車谷】あとフェイスウォッシュにも使えます。時短にもいいですし、詰め替えの手間もかかりません。
【木下】私自身はその番組にちょいちょいゲストみたいな感じで出ていたんですが、番組の中では絡んでないんですよね。
【車谷】そうなんです、実は共演できてなくて。僕自身は元々木下社長のファンで、本もほとんど読ませていただいています。
だから木下さんが来られるっていう情報を事前にキャッチした時に、「会わせてください」って番組スタッフに何回も交渉したんですがかなわずで。でもそのあと木下さんが声をかけてくださって。
【木下】放送が終わってからお会いしました。
【車谷】はい。「ご飯一緒に行きませんか」っていうお誘いをいただいて。これ、その時いただいたボールペンです。
【木下】おお、ちゃんと持ってくるなんて素晴らしいですね(笑)。大事にしていただいてありがとうございます。そこから定期的に情報交換させていただいています。ちなみに僕も『シャントリボディ』使っています。
【車谷】わあ、うれしい!