「痛かった」と伝えるのが大切

言葉ではなくつい手が出てしまうのも、反射のせいかもしれません。怖い、不安、緊張を感じたとき、原始反射の中の反応の1つ、「戦う(fight)」が起き、「生命の危機」を感じて、無意識に手が出てしまうこともあります。

先ほどもお伝えしたように、空間把握が苦手なATNRが残っていることによる“距離感が近い”お子さんの場合、距離が近いことで、パッと手が出て押してしまうこともあります。これらモロー反射が出てしまったため、といえるでしょう。同時に、力加減がわからないこともよくあります。トントンと軽くたたいているつもりが、ドンドンと強くなってしまうのです。

力加減がわからない例は、私(松本)が運営する、児童発達支援・放課後等デイサービスの運動教室「LUMO」でもよくあります。教室で上手にできたとき、指導員と子どもがハイタッチすることがありますが、力加減がわからない子とのハイタッチは「バチーン!」と当たって手が痛いのです(笑)。