妻、息子の妻、次は女性看護師

その後、病に倒れて入院すると、今度は看護師に対して暴言を放つ“モンスターペイシェント”になった。

そこでやっと、合点が行った。父が横暴になったりわがままを言ったりする相手は、「妻」「嫁」「女性看護師」などのカテゴリーに限定されるということだ。つまり、「自分の世話をすべき女性」である。幸いと言っていいのか、「娘」はその範疇には入らなかったようだ。

また、病院で多発する院内暴力問題について取材をすると、看護師を悩ます入院患者は父に限らず、中高年の男性が多いことがわかった。暴言を吐いたり、暴力を振るったり、そこまでいかなくても、「おいっ!」と看護師を呼んで、召使い扱いする患者もいる。