冬は夏服、夏は冬服から手をつける
最後の確認がすんだらいよいよ判断に入ります。まず①トップスからいきます。
真っ先に手をつけるのはオフシーズンの服です。オンシーズンの服は「近いうちにどこかで着るかも」と迷いが生じがち。ですからオフシーズンの服から手をつけていきます。
1着ずつ手に取り、ときめきセンサーを作動させます。「この服は、ときめくのか」。ときめく服は残し、ときめかない服は感謝して手放す。こうして、ひとつひとつのモノと丁寧に向き合い、心を使って進めていきます。
その際、自分にこう問いかけるのもいいかもしれません。
次のシーズンも“ぜひ”着たい服か?
今日、急に気温が変わったらいますぐ着たい服か?
この質問にもYESであれば、それは堂々と残しておきましょう。しかし、もしそうでないなら「いままでありがとう」と感謝し、お別れましょう。
「残した服の活躍の機会が増える」と考える
そうやって取捨選択していくと、ゴミ袋はいっぱいになっていきます。「着る服がなくなるんじゃないか……」と不安になるかもしれません。でも心配ご無用です。その調子で片づけを進めてください。
ときめく服、必要な服はちゃんと手元に残ります。むしろ、その残した服たちがよりいっそう活躍する機会が増える。そのように考えることもできます。どんどん膨らむゴミ袋は、片づけが前に進んでいる証拠。言い換えれば、みずからの生き方が磨き上げられている結果だと考えてください。
オフシーズンの服を片づけ終わったころには、あなたのときめきセンサーは一段と洗練されています。そのまま今度はオンシーズンのトップスに取り組みます。
だんだんと片づけそのものが楽しくなってくるはずです。手を止めず、同じ要領で⑨の靴まで一気にやり遂げてください。