「自分は認められていない」と思ったときに人は不満を募らせる
「承認欲求」という言葉が、近年とみに用いられるようになりました。たとえばSNSで「いいね」の数を競うような、自己顕示欲の強い人を揶揄するときに使うようなイメージが強く、あまりよい印象を持たない方も多いかもしれません。
けれど、「すごいと思われたい」「みんなに認められたい」という想いは、人としてごく自然なもの。古今東西、人類が持ち続けてきた、普遍的な感情です。
幼少期からさまざまな人間模様のなかに身を置いていた蔦重は、人がどんなことに憤りを感じ、どんなことに心を満たすのかといった、人の心の機微にはさぞかし敏感だったことでしょう。
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