2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。ライフ部門の第4位は――。
▼第1位 首都圏の2倍の料金に目がテン…「青森移住10年」でわかった"日本一の短命県&生活費バカ高"のカラクリ
▼第2位 日本の「高断熱サッシ」は欧州では違法建築扱い…喘息とアレルギーを引き起こす「日本の住宅は高性能」の大ウソ
▼第3位 せっかくの新築住宅がゴキブリだらけに…プロ建築士が「絶対にやめるべき」という引っ越し方法
▼第4位 「赤い車」と「白い車」ではクラクション率が2倍以上違う…あおり運転から身を守る「科学的に正しい」方法
▼第5位 「開放感あふれるリビングのある家」は絶対に後悔する…建築士が断言する「おすすめできない間取り」のワケ
※本稿は、内藤誼人『すぐに実践したくなる すごく使える社会心理学テクニック』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。
暑い都市ほど凶悪犯罪の件数が多くなる
温暖化の影響なのでしょうか、最近の夏は本当に暑くなりました。連日35度を超える猛暑日も当たり前になりましたし、身体中が汗まみれで、不快な思いをする人も少なくないでしょう。
暑いと、それだけでイライラするものです。
ほんのささいなことにも腹が立ちやすくなります。
普段はとても理性的な人なのに、暑い日にはその理性が働かず、気に入らない人がいると、心の中で「刺し殺してやろうか」と物騒なことを考えることがあるかもしれません。
だれでも暑いとイライラするということからすると、ひょっとして気温の高さと犯罪率にも関係があったりしないのでしょうか。
実は、あるようです。
米国ミズーリ大学のクレイグ・アンダーソンは、1950年から1995年までのアメリカの50の都市の年間平均気温と犯罪率を調べてみました。
すると、暑い都市ほど、凶悪犯罪(強盗、殺人)の発生件数が多くなることがわかりました。