学ぶ意欲が高い中国の若手経営者たち
実は今回ツアーに参加した遼寧省大連の飲食チェーンのCEOが、筆者の友人でもある日本在住のガチ中華店オーナーと知り合いだった。「彼とは同郷で、北京で開催された中国の飲食チェーン関係者を集めたセミナーで何度か会ったことがある」と、その友人は語った。
筆者の友人であるそのオーナーは、雲南料理の米線(ライスヌードル)や蒸気石鍋料理などをいち早く日本に持ち込んだ牟明輝氏である。「ムーさんの蒸鍋館」「食彩雲南」、ムスリム向けのハラール料理を出す「ハラールキッチン」など、中国の新しい外食トレンドを踏まえた斬新な店を、東京を中心に次々と開店している人物だ。
牟氏は日本のチェーンストアのセミナーにも何度も参加しており、その学ぶ意欲の高さには以前から感心させられていた。今回のセミナーで来日した、牟氏と同世代の中国本土チェーンのCEOたちも、そうした姿勢は共通していたと実感する。