骨の軟化を防ぐレア野菜「つるむらさき」
症状:骨の軟化
骨は壊れては再形成されるというサイクルを繰り返しています。このサイクルが崩れて「壊れる」のほうが進みやすくなると骨密度が下がり、骨折しやすくなったりします。骨の再形成の促進に役立つ野菜を食べて、骨の強化につなげていきましょう。
つるむらさき、春菊、小松菜
骨元気のキー栄養素は「カルシウム」と「ビタミンK」
骨の再形成を促進するには、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの3つが必要です。まず、カルシウムは骨の主材料となる栄養素ですが、ただ摂取するだけでは骨の形成は促進されません。そこで重要になるのが、カルシウムの吸収を助けるビタミンDです。ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を正常に保ちます。
しかし、これでもなお不十分で、最終的には、カルシウムを骨にくっつけなくては骨の再形成は成立しません。カルシウムが骨にくっつくには、ある種のたんぱく質が必要です。ビタミンKは、このたんぱく質を活性化させることで、カルシウムが骨にしっかり沈着するのをサポートするのです。
つるむらさき、春菊、小松菜には、カルシウムとビタミンKが多く含まれています。あと1つ必要な栄養素、ビタミンDを豊富に含む食材と合わせて、骨を丈夫にする料理を作っていきましょう。
動脈硬化、心筋梗塞、脳出血のリスク
骨元気! おいしくて体にいい野菜料理
小松菜、春菊、ツナのサラダ
小松菜と春菊に、優れたビタミンD食材であるツナを合わせた骨元気サラダ。小松菜と春菊のカルシウムは水に溶けにくい性質があり、ビタミンKは脂溶性なので生でも下茹でしてもOK。ツナ自体に脂質が含まれていますし、オイル系のドレッシングをかければ、脂溶性のビタミンKとビタミンDの吸収もばっちりです。
かつお節たっぷりつるむらさきのおひたし
つるむらさきのおひたしに、かつお節をたっぷりかけてビタミンDをプラス。ただのおひたしが、骨強化に役立つおひたしに大変身です。
症状:ドロドロ血液
食生活の乱れや運動不足により血液中の脂肪分が増えると、いわゆる「ドロドロ血液」になります。すると血管が古いホースのように硬くもろくなる動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などを招きかねないので、日々食べるものにも気を配り、早めに対策するに越したことはありません。