紫外線対策のしすぎは不眠のもと

日を浴びることに関しては、特に女性だと紫外線が気になりますね。

出張では移動も多いですし、日差しの強い時期は日傘やサングラスで防御している女性もいると思いますが、朝だけはそれを少しゆるめましょう。

というのも、紫外線による皮膚へのダメージは、朝よりも夕方のほうが5倍影響があり、日焼けや肌の炎症が起きやすいことが研究でわかっています。

もちろん、日中の一番暑い時間は日傘もサングラスも使ってかまいません。

ですが、ほんの5分か10分でいいので、日傘かサングラス、どちらかだけにしてほしいのです。

以前、女性のボート選手で、眠れなくて悩んでいる方がいて、「もしかしたら……」と思って聞いてみたら、彼女は朝練に行くときも家からずっとサングラスをつけているとのこと。

実は、それが不眠の原因でした。そこで朝はサングラスをとってもらったら、ぐっすり眠れるようになったのです。

紫外線対策をしながら、ビタミンDの生成を模索する

日を浴びて体内時計を調整するには、目から光を取り入れるのが一番です。

同時に皮膚にも光を当てるといいのですが、紫外線の害も無視できません。

女性は特に、そこで「UVケアをしたい」と考えるわけですが、問題は、「今の女性たちは日焼け止めを使っているために、ビタミンD不足になりがち」と言われていることです。

砂の上にサングラス、太陽とビタミンDの形に並べられた貝殻
写真=iStock.com/ratmaner
※写真はイメージです

この解決策のひとつとして、オーストラリアのメーカーが開発した、ビタミンDが肌から生成されるのを阻害しない日焼け止めがあります〔ソーラーD(solarD)・必要な波長を妨げない日焼け止め〕。

私はアスリートにこちらを使うようにすすめ、自分自身も使っています。

ビタミンDは、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの合成にも深くかかわるため、おかげでメンタルの調子もいい気がします。

ネットで買える製品なので、そうしたものをうまく使って紫外線対策をするのもひとつの方法です。