「4月から保険料が値上げされるから、終身保険に入るなら今が最後のチャンスですよ」。2012年の夏以降、こんな保険のセールスを受けた人はいないだろうか。実は、長期金利の低下によって、13年4月から生命保険の予定利率が引き下げられる可能性があるのだ。

予定利率とは保険料を決める要素の1つで、保険会社が積立金の運用利回りをあらかじめ約束するものだ。一般的な保険は、保険期間中ずっと同じ予定利率が適用され、予定利率が高いほど保険料は安くなる。

(構成=早川幸子)
【関連記事】
年収も消費も世間の平均、だからこそ貯まらない -年収別「貯まらん症候群」&処方箋【年収600万】
「相談料を無駄にしない」FP使いこなし術
年収別に試算「一体、手取りはどれだけ減るのか?」
それでも年金の掛け金を払うとおトクな理由
収入保障保険:保険会社が宣伝しない「お得な保険」の中身とは