脱毛ビジネスがキッズに目をつけた理由は?
日本でいう「キッズ脱毛」は基本的に7歳から15歳を指すが、3歳から施術可能な脱毛サロンもある。なぜ、脱毛ビジネスはこのような若年層をターゲットにしているのか。
矢野経済研究所によると、近年、ナショナルチェーンの脱毛サロンが破産し、脱毛市場は縮小傾向にある。背景にあるのは、脱毛家電の進化だ。常連客である大人の女性などが自宅で用を済ませてしまう。だから脱毛業界は中学生以下を対象にした「キッズ脱毛」の市場に目をつけたのかもしれない。折しも少子化や物価上昇による節約志向が高まる中、子供関連市場だけは拡大し続けているからだ。
『ジェンダー目線の広告観察』の著者で、「#脱毛広告観察」をSNSで分析してきたジェンダー・写真表象研究者の小林美香さんによると、「全身脱毛サロンはまとまった金額のサービスに顧客を誘導し、その収益を広告に投入してさらに店舗を増やすビジネスモデルを確立した。広告を通じて『脱毛一択』という価値観を刷り込み、体毛へのコンプレックスを強調している面がある」と説明する。
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