肺がんは「低線量CT検査」一択

がん部位別死亡数1位は、肺がんである。国が推奨する肺がん検診は、40歳以上を対象に「胸部X線検査(レントゲン検査)」を年に1回行う。

50歳以上の喫煙指数(1日の本数×年数)が600以上の人には「喀痰細胞診」が加わる。ただし、検出感度は約40%なので、実際に肺がんがあっても見逃される可能性も大きい。

そもそも胸部X線画像は、肺全体の約3分の1に、肋骨や心臓などが重なって「死角」が生じてしまう。さらに画像を医師がチェックする「読影どくえい」は、1枚あたり最大で36秒、最も短いと7秒程度(いずれも平均値)しかないので、見逃しのヒューマンエラーが起きやすい。