ヒトは外見を含む第一印象によって他人を評価するという考えを裏付ける研究結果は豊富にありますが、これらの先入観の根底にあるメカニズムは未だ不明です。また、なぜ、何のために現代社会で存続しているのかも解明されていません。
今回、ペンシルバニア大の研究チームは、①広い顎や目立たない頬骨などの男性的な顔の特徴が選挙結果に寄与する、②サルが社会的優位性の判断基準に用いているシステムは、人間にも保存されているという仮説を立てました。そこで、候補者の背景や政策について知るはずがないアカゲザルを使って、視覚的特徴のみに基づいて勝者を当てられるかを実験しました。
アカゲザルは数十匹の群れで生活することが多く、集団では順位付けがされます。自分よりも地位の高いサルに視線を送り続けてアイコンタクトが起きると喧嘩の原因になるため、視線をそらす傾向があります。サルに対して、ボスザルとその個体よりも地位が低いサルの顔写真を並べて見せると、高確率で地位が低いサルの顔写真を見続けるという先行研究もあります。
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