脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。
Q.スマホを欲しがります。今どき当たり前ですか?
分別をつかさどる前頭前野の発達が10代後半までは未熟なことから、脳科学的には15歳までは禁止したいところ。世界では、使用について法律で規制しているインテリジェンス先進国もありますが、日本では塾の連絡網にも使われているため、買わざるを得ない状態です。法律が守ってくれない以上、親が守るしかありません。
夜の9時以降に携帯端末を凝視すると、脳を進化させるメラトニンと、骨や筋肉や皮膚の新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌が阻害されます。その結果、①身長が伸びない、②記憶が定着しない、③運動センスが伸びない、ということが起こります。子どもにこれを伝え、人生と引き換えにしてもいいのか問いましょう。また、女子の仲良しグループに、「うちは夕飯以降、携帯禁止だから、既読にはできても返事ができない」とあらかじめ伝えることなど、仲間外れにならないようなアドバイスをすることも忘れずに。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


