結局は金利動向
ここまでの推移を見ると、市場の動きは、金融政策、とくに金利の動向がどうなるかという思惑で為替相場や株価が動いているのが分かります。つまり、日銀の政策金利がこの先、上がると予想すれば、円高・株安傾向に、逆にこのままの状態が長く続くと考えれば、円安・株高傾向になると言えます。
そもそも金利と為替は日米金利差が大きく影響しますが、米国の政策金利をはじめとする金利動向も大きく影響します。米国では、9月のFOMC(日銀の政策決定会合に相当)で、それまで5.25~5.50%だった政策金利(フェッド・ファンド金利オーバーナイト:一日だけ銀行間で貸し借りする金利)が0.5%引き下げられ、4.75~5%になりました。
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