口呼吸をしていると、顎が育たない

また、指しゃぶりをする子どもは、鼻呼吸ができていない可能性もあります。指をしゃぶることで上顎が上を向くことで、気道が確保されて呼吸しやすくなるためです(図表3)。

【図表3】上を向くことにより気道が広がります
出所=『0歳から100歳までの これからの「歯の教科書」』(イースト・プレス)

鼻と口は密接な関係があります。本来は口ではなく鼻で呼吸すべきであり、鼻呼吸は顎の成長にとっても必要です。口呼吸をしていると、顎が育ちません。これは口呼吸をしていると常に口が開いているので、舌がスポットについていない状態です。