早くも疑問符がついた「納得と共感」

そのように考えると、予算委員会を避けて党首討論に臨もうとするのは、仲間づくりやチームプレーが苦手で、単独プレーが得意な石破首相らしい選択とも言える。

しかし、そもそも政権運営自体が内閣や政府与党というチームで臨まなければならないものであるはずだ。

石破首相の単独プレーだけでは、日本を取り巻くさまざまな問題に対応しきれないだろう。

そのため、この石破首相の弱点は、政権にとって大きな致命傷だと言える。

その致命傷が露呈しないうちに、早期の解散総選挙に突入しようとしているわけだが、その強引な手法によって猛反発を食らっているのだから元も子もない。

石破首相は就任後の記者会見で「私が長い間、政治家として大切にしてきたのは、国民の皆様の『納得と共感』だ」と語ったが、総裁選での主張を曲げて、自身の弱点を隠すことに必死になっていては、国民からの納得も共感も下がっていくばかりだ。

そんな石破首相がこれからの日本を引っ張っていくリーダーに本当にふさわしいのか。

来る総選挙で、国民は厳しい目で判断する必要がある。

【関連記事】
本当は「コロンビア大院卒の超高学歴」なのに…小泉進次郎氏が「これだから低学歴は」とバカにされる根本原因
年収350万円、体重100kg、趣味は「酒、麻雀、バイク、風俗」…52歳男性に結婚相談所が伝えた「残酷なひと言」
だから中国は尖閣諸島に手を出せない…海上保安庁が「領海警備」「海難救助」以外にやっている知られざる仕事
行った時点で「情弱」「負け組」が確定する…ホリエモンが「絶対行くな」という場所、「絶対買うな」という商品
石破政権下で絶対外せない投資先はどこか…資産1.8億円の投資家が値上がり確信する"石破株"と"非石破株"