初水揚げ量増加は大型船の出漁が早まった結果
今年、出始めから水揚げが好調だったのは、大型船の出漁が10日早まったことが最大の要因。サンマの漁業団体である「全国さんま棒受網漁業協同組合」(全さんま、東京)によると、漁の解禁日はこれまで漁船規模ごとに小型船(10トン以上20トン未満船)が8月10日、中型船(20トン以上100トン未満船)が同月15日、100トン以上の大型船は同月20日だったが、今年は一律に8月10日解禁とした。
「近年のサンマの漁場は遠い公海で魚群も薄いため、小・中型船の多くが出漁を見送る傾向がある」(漁業関係者)ことから、漁船規模に関係なく一斉に解禁されたのだ。そのため、例年より10日早く出漁した大型漁船が数日かけてサンマを狙い、例年よりも早く帰港したため、初物がまとまったようだ。
したがって「今年のサンマは豊漁?」といった状況ではない。念のため、サンマの資源に詳しい国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所の研究員に、あえて「今年のサンマ、豊漁なんですか?」と問いかけてみた。答えはすぐさま「NO」である。
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