競技やスポーツとして捉える向きが強い

次に国民性からくる派生効果について考えていきたい。最も表面化されているのが「コンテスト」と「スクール」がシステム化されているところではないだろうか。

日本はスケートボードをカルチャーよりも競技やスポーツとして捉える向きが強く、特に小学生・中学生の年代はその傾向が顕著。そこに昨今のスケートパーク急増という社会的背景が加味されれば、当然スクールの数や種類は増えていく。今は体験会から初心者〜上級者までレベル別だけでなく、オンラインやマンツーマンなど様々な選択肢があるし、部活化や学校の授業に取り入れるところも出始めてきた。それらはオリンピック種目採用によって、スケートボードが日本の文化や風習に徐々に馴染んでいった結果ではないかと思う。

ただいくらスクールが充実しても、磨いた実力を試す場がなければ発展していかない。そこで必要になるのがコンテストなのだが、日本はどの年代でも目指すべきゴールが明確になっているのが大きな特徴だ。基本的にスケートボードにはインターハイのようなアンダーカテゴリーの大会はないのだが、Flake CupとAJSA(日本スケートボード協会)の2つがそれに代わる役割を果たしている。