メンタル面もデリケートな状態になっている

つまり、「デリケート肌に悩んでいる」という人は、肌そのものがデリケートになっているのはもちろんのこと、メンタル面もデリケートな状態になっている、と言えるのです。

逆に、肌の調子が良い時は、気持ちも上向きになってきますし表情が明るくなります。自分に自信が持てるようになり、恋愛も仕事も、なんでもうまくいきそうな感じがします。

肌の状態が良いだけで、日常生活が大きく変わるのですから、ぜひいつでも元気な美肌でいたいものです。

しかし現実は、そう甘くありません。

多くの女性がさまざまな原因によって肌トラブルを経験しています。シミ、シワ、乾燥、ニキビ、くすみ、たるみ、ハリがない、毛穴が目立つ、クマがひどいなど、悩みを数え上げたら、キリがありません。

スキンケアが泥沼化する

そんなふうに、肌トラブルがひどい時に、あなたはいったいどうしますか?

きっと多くの女性が、「いままで以上に、丁寧にスキンケアをする」「スキンケア用品を変えてみる」というような対策を取るのではないでしょうか。

あるいは、「化粧をもっとがんばって、シミやシワなどが目立たないようにする」と、化粧美人になるために涙ぐましい努力をする方も多いのではないでしょうか。

西正行『美肌になりたければ、その肌ケアをいますぐやめなさい。』(自由国民社)
西正行『美肌になりたければ、その肌ケアをいますぐやめなさい。』(自由国民社)

がんばって化粧美人になったとしても、「絶対、化粧を手抜きできない」というのはプレッシャーになりますし、温泉やプールなどスッピンにならざるを得ないシーンもありますよね。

でも、「キレイに化粧をしなければ、周りの友だちと比べて恥ずかしい」と、素肌をひたすら隠し、化粧美人になるために高い化粧品に手を出す人も多いことでしょう。

実はこれが、スキンケアが泥沼化するきっかけです。

「いままで以上に、一生懸命スキンケアをする」ということは、スキンケアからは決して逃れられない、スキンケアをせずにはいられない、という状態に陥り、もがけばもがくほど泥沼から抜け出せなくなってしまうのです。

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