【グループ 仕事の足を引っ張る】指示待ちタイプ
指示待ち部下は2種類に分けられる
指示待ち部下は本当に問題なのでしょうか? 私自身も「自主性を重んじて」「自分で考えて動こう」と言いますが、本音では「会社員とは基本的に指示待ちではないか」と考えています。
指示待ち部下には、大きく分けて2種類が存在します。指示待ちだけれど指示すればその通り遂行してくれる部下と、指示してもその通りに動かなかったり動けない部下です。
前者は何も問題がありません。それが本人の特性であるなら、適切な指示を出してその能力を生かすべきです。指示を出せば十分に力を発揮できるのに「指示待ちはいけないから」と指示を与えないと、せっかくの戦力を台無しにすることになります。
問題となるのは後者で、指示待ちでありながら、指示に従わない部下の存在です。ここで見極めなければいけないのが、遂行能力があるのに指示通りに動かないのか、遂行能力がなくて指示通りに動けないのか、です。
遂行能力があるのに指示通りに動かない場合、本人のモチベーションが低下している可能性が考えられます。まずはその原因がどこにあるのかを探りたいところですが、これがなかなか難しい。本当はやりたいことがあるのにそれができていない、自分の得意とする領域で仕事が与えられない、自分の考えや提案を話しても上司や組織が受け止めてくれない、と諦めている可能性があります。
自己啓発本などでよく言われるのは「1on1などの機会を設けて、本人の本音を聞き出してあげる」ということ。しかし、思いのままを言って居づらくなるのを警戒したり、言ったところで聞き入れてもらえないと思ってしまい、なかなか本音は言ってくれないものです。そして最後には、黙って会社を去っていきます。
この状態の部下を会社として救済する道があるとすれば、人事異動でしょう。職種が変われば能力が発揮されるかもしれませんし、転勤させ環境や人間関係を変えれば、それだけで見違えたように生き生きとする人もいます。誰が悪いというわけではなく単に相性の問題だったりすることもあるため、本人の考えが変わるように、まずは環境を変えてあげましょう。
本人が自分自身の考えの変化や成長を理解しているとも限りません。企業は人事異動という制度を使って、定期的に人員の配置を動かしてみることが、行動を促す近道です。
もし指示待ち部下が突然自主性を発揮したら? 喜ぶのではなく、その裏側に潜む部下が置かれた状況を洞察しなければなりません。
部署を横断した新規プロジェクトのメンバーを公募したときに、複数の社員が手を挙げる部署がありました。自主性の高いメンバーが集まっているのかと思いきや、無茶な上司から逃れたくて手を挙げていた。本当に解決しなければならないのは管理職の人事だったわけです。こうした場合、上司を交代させるだけで部署全体が活気づくこともありえます。
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