環境だけ変えてもうまくいかない

どの仕事をしても失敗続き。居心地が悪くなり、転職を繰り返すが結果は同じ。何をやってもうまくいかなくて、落ち込んでしまう。

環境を変えれば何かが変わると思って転職を繰り返す人がいますが、環境だけ変えても、自分自身が変わらなければうまくいきません。

どこかで「他力本願」から抜け出さないと、ネガティブな感情は消すことはできないのです。

苦手な人が1人もおらず、人間関係が100点満点の職場に出会うのはほぼ不可能ですし、人間関係は良好でも、給与や労働時間、ポジションなど、他の条件に不満がある場合もあります。

その上、自分が好きな仕事ができる環境となると、さらに限られてしまいます。

誰でも、すべてが満足いくような環境を見つけるのは難しいのです。

小さな満足に目を向けてみる

今は、「仕事の失敗」や「成果が出ないこと」に意識が向いているかもしれませんが、まずは今の仕事や職場の中で「得られる幸せ」を探してみることです。

・「上司は嫌だけど、同僚には恵まれている」
・「残業は多いけど、直行・直帰できるのはいい」

こうした小さな満足に目を向けてみると、「何もかも嫌な気持ち」から少しでも目をそらすきっかけになるはずです。

自分に対する無力感から一歩抜け出すには、例えば次のように、ちょっとした行動を変えることが効果的です。

青い空の下でジャンプする2人のビジネスパーソン
写真=iStock.com/chachamal
ちょっとした行動を変えることが効果的(※写真はイメージです)