箱根駅伝で2度、全日本大学駅伝で3度の優勝を誇る神奈川大の大後栄治部長兼総監督は日本体育大時代にマネージャーとしてキャリアを積んで、指導者として活躍した。

特に男子にとっては身近な野球やサッカーなどは、プレイヤーとしての限界を感じて、高校では運動部入部を断念する者もいる。しかし、選手ではなくても運動部で“活躍”することは十分可能だ。

自分のためではなくチームのために動く

この経験は、社会人生活などその後の人生に生かすことのできる貴重な時間となるはずだ。令和の日本スポーツ界は男子マネージャーの存在がチームを大きく変える可能性を秘めていると筆者は感じている。きっと女子チームで活躍する男子マネを主人公にした漫画がヒットすれば、時代は大きく変わるだろう。

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