AIは利権や忖度を排除する
少子化問題を今のおっさん支配の政治に任せていると、少子化対策を行わずに、高齢者にお金を配る政策を採ってしまうでしょう。子どもには投票権がありませんが、高齢者は確実に投票所に足を運んで投票してくれる貴重な支援者だからです。
しかしAIの政治であれば、そのような利権や忖度は一切排除しますので、長期的な経済成長という目標を達成するためだけに政策を行います。その際、少子化対策はAIにとって重要かつ必達の政策課題となるのです。
このように考えると、利権がらみの政治家に散々苦しめられている我々国民にとっては、「おっさん支配」の政治よりもAIが行う政治のほうが、我々を幸せにしてくれるのではないかという期待が膨らみます。
政治家はAIに仕事を奪われる
今、ビジネスの世界でも、AIに仕事を奪われていく事例が増えていますが、政治の世界も例外ではなくなってきているのです。
ただしAIは、神様のように万能なものではありません。大事なのは目標の設定の仕方です。
たとえばAIに今の地球環境問題の解決という目標をインプットしたとします。その場合、おそらくAIは最適解として、人類を全て抹殺するという選択をすると思います。
AIというのは、あくまでも目的の実現を人間よりも優秀に達成する可能性のある仕組みなのです。そのため目標の設定さえ間違えなければ、人間の生活をより豊かにするために役立ってくれるでしょう。