批判的に感じさせないための表情、言い方、声の様子
「なぜ」「どうして」と尋ねるときには、批判的に感じさせないよう、表情、言い方、声の様子についても留意しましょう。
《質問の言い換え例1》
「なぜ奥さまに怒鳴ったんですか?」
↓
「奥さまに怒鳴らずにいられないぐらい腹が立ったんですね。何に腹が立ったんですか?」
《質問の言い換え例2》
「なぜ泣いているの?」
↓
「本当に悲しいんだね。何がそんなに悲しいの?」
《質問の言い換え例3》
「どうしてその集まりに行きたくないんですか?」
↓
「その集まりに行くのは何がイヤなんですか?」
いざ実践しようとすると、傾聴が難しい場面にもぶつかります。話し手が沈黙する、話し手が気持ちを話してくれない、自分のことを話さず質問をしてくる、などなど。
本書にはこうした状況が起きたときにそれをどう理解し、どう対応すればいいかを解説しています。是非ご一読ください。