「愚痴」「悪口」「自慢」は避けたほうが無難
会話も同じです。相手の関心事やよく話題にすることを覚えておき、それを話題にするだけでいいのです。すると、初対面でもムリせず話が広がります。
会食ではクセが強い「パクチー」「レバー」等は避けるように、敬遠されがちな「愚痴」「悪口」「自慢」は避けたほうが無難です。
次の3点を意識するだけで、相手が美味しいと感じる話題になる確率が上がります。
・相手の関心事を話題にする
・愚痴や悪口を言わない
・自慢をしない
あなたの話が美味しくなれば、相手は最後まで残さず聞いてくれるはずです。
家庭料理のような会話を目指す
人は、どんな人にまた会いたいと思い、どんなときに買い物をするのでしょうか?
人は、「気分をよくしてくれる人」にまた会いたいと思い、「気分がいいとき」に買い物をします。
だから、ビジネスや恋愛がうまくいくためには、あなたと会話する前より、した後のほうが相手の気分がよくなることが重要です。
かと言って、感動的なスピーチは必要ありません。それは、料理でたとえるなら高級料理をマスターするようなものです。
それよりも、手軽に作れる家庭料理を習得したほうが、毎日、健康的な食事ができます。会話で言えば、手軽に、相手の気分がよくなる会話です。
コーチング等のプロが使う「積極的傾聴」の次の3つを意識することが大切です。
①相手の価値観を尊重し、自分の価値観を押しつけない(受容+共感)
②相手の関心事に関心を払う(傾聴+質問)
③相手を承認する(ほ・ね・み=褒める・労う・認める)
③の承認については、コーチングでは「会った瞬間から相手の良いところを7つぐらい見つけましょう」といわれます。
長所を見つけようと意識することで「笑顔が素敵」「優しい人だな」などと相手の長所を発見することができるのです。