外向的な子どもの「よい面」「望ましくない面」
私の3歳の息子が幼児用プールの縁に座っていると、同年齢の女の子が歩いてきて隣に座りました。
「こんにちは、私はサバンナよ。あなたの名前は? 私たち、お友達になれると思うの。プールっていいわよね。うちにもプールがあるの。いつか私の家に来てくれないかしら。ああ、楽しみ! ママたちに頼んでみましょうよ。おままごとだってできるし。あなたがパパで、私がママになるのよ。おもちゃもたくさんあるわ。どんなおもちゃが好き?」
息子は黙ってそこに座ったまま、その子をまるで宇宙からやってきた異星人であるかのように見つめていました。サバンナは完全に外向的な子どもで、内向的なうちの息子はどうしていいかわからずにいました。
外向性の高い子どもは、知らない人との出会い、初めて行く場所、新たな挑戦などを自然に楽しみます。そして、周りから元気をもらうことができるのです。
初対面の人とでも積極的に会話をしますし、おしゃべりです(私の幼少期のあだ名は「おしゃべりティリー」、母は「言い返し屋のリン」。典型的な外向的な家系です)。
外向性の高い子どもは思ったことをすぐ口に出す傾向があり、その日の出来事や思いついたことをすべて話したがります。さまざまな活動や出会いを好みます。注目されることに抵抗がなく、むしろ注目されたいと思っています。
生まれながらに「人を惹きつける」能力を持つ
あなたが外向性の高い子どもを持つ親であれば、彼らにはいくつもの素晴らしい点があることをすでにご存じでしょう。外向性の高い子どもは社交的で、すぐに友達をつくることができます。
外向性の高い子どもを遊び場に連れて行けば、走っていって他の子どもたちと遊び始めるでしょう。近所でバスケットボールごっこが始まれば、すぐにその輪に入っていきます。
外向的な子どもは愛嬌があります。自分の子どもが周りの人と触れ合うのを見るのは楽しいものです。甥のグレイソンが3歳のとき、浜辺でボールを投げている年上の子たちのところにトコトコ歩いて行き、「やあ、みんな、僕もやっていい?」と言ったのを覚えています。
あまりのかわいらしさに、年上の女の子たちがその日一日、グレイソンの相手をしてくれました(母親はしばらくグレイソンの後を追いかけ回さずに済みました)。
外向的な子どもは他人と容易に接することができるため、大人にも子どもにも好感を持たれることが多いのです。
知らない人と出会い、新しいことに挑戦する意欲は、子どもにとって成長と学習の機会を増やします。他の子どもや大人との交流が増えることで社会性が育まれますし、知らない場所へ行く意欲は、世界を見て学ぶ機会を増やします。